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「障がい者福祉事業所へのお菓子作り教室」実施 2016.10.15

 本年度、地区補助金奉仕プロジェクト「福祉事業所での本格的なお菓子の製作・販売の支援」事業の一環として10月15日(土)六甲道勤労市民センターにおきまして「障がい者福祉事業所へのお菓子作り教室」(講師 福原敏晃会員)を実施いたしました。
 事業所の方々42名、クラブ会員と家族22名NPO法人クルーズ8名、ボックサンのスタッフ4名、兵庫県の障害支援課の方々4名、総勢80名の参加でした。
 皆さんお菓子作り対して真剣そのもの、プロのレシピも全員に公表してお菓子作りのコツ。いい材料を使う事。正確な分量を量る事。道具はいつもきれいに磨いておく事。そして、美味しくなれ。と念じる事等々、お菓子作り神戸マイスターからの指導は非常に参考になったと思います。試食タイムでは、質疑応答が続き、参加された方々にとっても大変有意義な時間でした。産経新聞に記事掲載されました。

 本事業はお菓子作りをしている障がい者の福祉事業所を対象に「本格的に売れるお菓子作り教室」の開催。次に事業意識が高く、環境的にも最適な事業所を選定して業務用オーブンや卓上ミキサー等を寄贈してプロとしての技術支援を行い、さらに出来上がったお菓子の販売協力を支援するという事業です。
 神戸市内の多くの福祉事業所におきましてお菓子作りを事業として実践しています。しかしながらその作業工程は支援者の技量や知識に頼っているところが多く、作業設備も家庭用オーブンを使用しているところも多くあります。したがって品質や味においても課題の残る現状であります。販売面では事業所の自主販売や限られた地域のイベントやバザーなど特定された方々向けの福祉的支援を頼りにした販売が主流となっています。
 厚生労働省の調査によると、一般就労の難しい障がい者が雇用契約を結ばず利用するB型事業所の14年度の月額平均工賃は1万4838円。時間額は187円という現状です。
 こうした状況を打破するためには、新たなステージとして「一般市場での流通」を目指していく必要があります。いわゆる「一般商品」としての販売に向け、プロ仕様の設備を寄贈して技術支援を行い、更に販売支援まで行う事業が必要とされています。障がい者の方に「働きがい」の気持ちを高めていただき、社会との関わりを深めていただきたいと思います。

 今回のお菓子作り教室実施後、3カ所の事業所から応募申請を頂きました。委員会で公平に事業所を調査訪問した結果「NPO法人ボレロ」(神戸市灘区)に決定し、理事会にて承認いただきました。
 次はいよいよ業務用機材を搬入です。そして更なる技術支援、販売支援を進めてまいります。近いうちに毎月のバースデープレゼントは、「ボレロの美味しいクッキー」に変更になると思います。皆様お楽しみにしてください。

「障がい者福祉事業所へのお菓子作り教室」実施 2016.10.15
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